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2021.02.25
【オススメ検査情報】sd-LDL(超悪玉コレステロール)検査
超悪玉コレステロールとは
LDLコレステロールには、さまざまな大きさのものがあります。心筋梗塞などの心疾患を起こした人のLDLコレステロールを調べると、とくに小型のタイプが多くみられます。
小型LDLコレステロールは、小さいだけに血管壁に侵入しやすく、また肝臓に吸収されにくいため血液中に長くとどまって酸化され、動脈硬化の直接的な原因となりやすい性質があります。そのため「超悪玉コレステロール」と呼ばれています。
悪玉(LDL)コレステロールが多い人の中でも、超悪玉(小型LDL)コレステロールの量が多い人ほど、心筋梗塞を起こす確率が高くなります。
LDLがなぜ小型化するのか、その理由はまだ解明されていませんが、一般に次のような人は超悪玉(小型LDL)コレステロールを多くもっているので注意しましょう。
狭心症や心筋梗塞を起こしたことがある人
中性脂肪値が高い人
血糖値が高い人
血圧が高い人
肥満(とくに内臓脂肪型肥満)の人
また、善玉(HDL)コレステロールが少ない人も、超悪玉(小型LDL)コレステロールが多い傾向がみられます。